㈱らふえるは、私が筑波大学在職中に、筑波大学産学リエゾン共同研究センターの支援を受けて設立しました。
当初は大学における研究成果をもとに糖尿病など生活習慣病にかかわることが主な活動で、埼玉県鶴ヶ島市や千葉県成田市の健康増進事業のお手伝いをさせていただきました。
これらの活動はそれなりに地域の健康増進に貢献できたと自負しておりますが、私の看護師としての役割が他にもあるのではないかと考え、2011年に筑波大学を退職し、訪問看護ステーションを設立いたしました。
わが国では少子高齢化に伴い、医療や介護の問題がクローズアップされています。団塊の世代が後期高齢者(75歳)となる2025年には、在宅医療・介護のニーズが最大になると予測され、介護支援制度の充実や人材の育成が急務となっております。
今後、訪問看護ステーションの期待は高まる一方です。
人生の最終章にこのような場で仕事ができることを私は大変幸福に感じております。
■笑いの研究から…
私は筑波大学において「糖尿病患者の心理と行動」や「笑い」について研究を重ね、「笑い」が健康状態に直接的または間接的に効果があることを証明してきました。とくに「笑い」によって食後 2時間の血糖値の上昇が抑制されるという研究結果は世界的に注目されました。
株式会社らふえるはこれらの研究成果を世の中に還元するために設立した会社であり、社名の“らふえる=Laughwell”は、Laugh & Wellness(笑いと健康)、Laugh & Wellbeing(笑って良く生きる)、Laugh Well(よく笑う)からネーミングしました。
すべての人が「健康で幸福な人生」をめざすことができるよう、楽しく笑える社会づくりに貢献したいと願っています。
■訪問看護の発展に貢献したい・・・
いわゆる2025年問題に向けて、訪問看護は事業所の数、看護師の数を増やすことのみならず、質の向上も図らねばなりません。
㈱らふえるが設立する訪問看護ステーションは、看護師が働きやすい環境で、その力を最大限に発揮できる職場づくりを目指しています。
■㈱らふえるの基本理念は「喜・自・知・支」
詳細は「らふえるの理念」をお読みいただきたいのですが、この中で私が最も重視しているのは「自」です。
自立した看護師が、自信をもって、時には自由な発想をもち、人々の自立を支援していく・・・ この理念を基に在宅医療・介護に貢献してきます。